what we study

人間の社会構造の変容とともに,歴史的に培われてきた人と生態系との関係は劇的に変化し,生物多様性の喪失や生態系サービスの低下を招いてきました。当研究室では森とそこに暮らす生き物たち、そして人間社会の未来を様々な視点から研究しています。

  1. 野生動物と森林生態系の関係を研究しています。野生ニホンジカの増加による森林生態系の機能への影響を定量し、生態系機能を修復するべく様々な研究を行っています。現在の重点課題は、台風や病虫害が増加していったとき、ニホンジカの存在によって森の将来にどんな長期的影響が及ぶかです。
  2. 天然林の樹木の生活史特性を研究しています。高木・亜高木・低木・灌木・つる性ー。樹木の多様な生き方は,森林の高い炭素固定機能や,多様な野生生物の生活場の創造を生み出しています。なぜ、様々な高さの木が存在するのかを、枝の伸び方のルールや花を咲かせる遺伝的なしくみの違いなどから探っています。

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