植物生態学の研究が2件オンラインになりました。いづれも「特に役には立たないが,すごくおもしろい」を狙ったものです。
Suzuki M et al. “When and why do trees begin to decrease their resource allocation to apical growth? The importance of the reproductive onset.” Oecologia (Online first)
↑樹木の高さと直径の対応関係は,半世紀以上も飽和型曲線を用いて分析されてきました。しかし,よく調べてみると 閾値変化を示している(曲線でなく折れ線になっている) 樹種が多数あることが分かりました。しかもその屈曲点の樹高は,樹木が安定的に繁殖を始めるサイズに対応するようなのです…。続きは本文をご覧ください。(別刷りPDFあります。)
日本生態学会誌69巻2号 「特集・つる植物の多様な生態と多様な研究」ぜひご覧ください。理学部の種子田さんや森林総研の森さん・日大の井上さんと企画した,ただ純粋に面白いだけ(このご時世に。)の特集です。面白いですよ~。